瞬時に数字で説得できる技術

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こんにちは!

 

 

はやとです

 

前回のブログでは

慎重になりすぎていないかどうか

あるいは急かしすぎていないかどうかについて

簡単にお話しをしました。

statistics529.hatenablog.com

 

今回を含め2回は

それぞれのケースについて

もう少し詳しくお話をしていきます。

 

今回取り上げるのは

慎重になりすぎている場合の事例です。

 

どれだけ物事を突き詰めるとしても、

絶対と言う事はありません。

絶対合格する、

絶対成功する、

絶対お金持ちになる

なんて言う事は

言葉でしか言うことはできないのです。

 

ですが、

限りなく絶対に近い状態であること

示す事は統計学において可能です。

 

 

 

例えば

皆さんは白いカラスを見たことがありますか?


少なくとも日本に住んでいて

黒色以外のカラスを見かける事は

ほとんどないと思います。

ですが、だからといって

世界に黒色でないカラスは存在しない

とは言い切れませんよね。

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これはつまり

世の中にいる全てのカラスに対して

自分が見たことがあるカラスを代表値として

判断している

経験的統計

に過ぎないのです。

 

ですので、

「黒色でないカラスはいない」

ということを証明してみせろと

言われてもなかなか難しいです。

 

そんな、少しひねくれたような、

あまりに慎重すぎるような人に対して

取れるアプローチは次の段階が存在します。

それが次の3ステップです。

 

①少し極端でも数値で具体的に示すこと
②もう少し現実的なものでも示すこと
③損得で説得すること

 

①少し極端でも数値で具体的に示すこと

これは前回も少し売れた内容ですが、

具体的に数で表してみるということをしてみると

説得力を持つことができます。

例えば今回のカラスの例では、

今まで何回黒いカラスを見たことがあるか

聞いてみます。

仮に今まで100羽

黒いカラスを人生の中で見てきたと

言うのであれば、

仮にそれぞれを2分の1の確率で

白いカラスと黒いカラスを見るとした時、

今100回連続で黒いカラスを見続けていると考えられます。

つまりこれは2分の1の100剰の確率の奇跡

今見ていると考えられます。

これは、1兆分の1のさらに1兆分の1以上の奇跡です。

 

②もう少し現実的なものでも示す

次にもう少し現実味のある可能性を

仮定して考えてみます。

例えば、

9割の確率で黒いカラスに遭遇するとしても、

それが100回連続で続いているのであれば

0.0000265%の確率になり、

それは、奇跡と十分言える値になります。

 

③損得で説得すること

そして最後は、

仮にこれから先10羽ごとに見かけるカラスに対して、

白いカラスを1度も見かけなかった場合、

私に100円払うと言うようなルールを

決めたらどうしましょう。

 

そうしたらもう慎重すぎることを考える事は

ほぼないと考えられます。

最終的に損得勘定で考えさせることで

多少強引ではありますが、

損をしたくないと言う心理を利用して

話を丸く収めることができます。

 

今回取り扱ったではあまりに極端な話でしたが、

なんとなくでは分かるものに

説得力を持たせるために数字を味方につける事

非常に心強いものです。

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説得力を上げるために例え話をするように、

何か主張したいときは

自分なりに仮定して数値を出してみると

いうことをするだけでもだいぶ

説得力を持つことが出来るようになると思います。


ぜひ飲み会の場などでも使ってみてください!

 

それではまた!