この確率、あなたは正しく求められますか?
こんにちは!
はやとです
前回のブログでは、
ビジネスで使える
4つの基本統計学の分野について
お話をしました!
今回からは、
前回あげた4つの分野についてさらに詳しく
説明していきます!
第一回のテーマは
確率
です
統計学で扱われる内容は、
確率で成り立っているので、
まずはこの概念から
学ぶことが先決です!
確率は、
感覚で解けそうなものですが、
だからこそ、
大きな落とし穴がある分野なのです。
ひとつ例題を出します。
問題
ある道路では、30分以内に車が通る確率が95%です。
では、10分以内に車が通る確率は?
さて、みなさんいかがでしょう??
直感的に考えれば、
95÷3=31.6、、、
32%だ!
と考えてしまいます。
ですが、この問題の正解は
63%
なのです!
簡単に解説をすると、
今回は確率の「余事象」
という概念を使って考えます。
余事象とは、
「あることが起こらない」
事象のことです。
つまり、今回は
「車が通らない確率」
で考える必要がったのです。
30分の間に車が通らない確率は5%。
それは、10分間に車が通らない状況が
3回続いた結果だと
言い換えることができます。
よって、
10分間に車が通らない確率をPとしたら、
P×P×P=0.05
から、P=0.368…
ですので、
求める答えは
1-0.368=0.63(63%)
となります。
もっと詳しい解説は
こちらのリンクから見てみてください!
これが、確率で
ついついやってしまいがちな
「感覚でできそう」
という落とし穴なのです!
冒頭でも述べた通り、
確率は統計をやる中では外せない概念です。
それに加えて、
1%でも変われば
その意味も変わってくるものなのです。
例えば、10万円の1%は、
1000円に対して
1億円の1%は
100万円で、
元にする規模によっても大きく違います。
それによっては
小数点第何位まで
考えるのかなども
変わってきます。
それだけ確率には
正確さを求められるものになります。
正しい考え方をまずは自分にプログラムをする
という意識でぜひ取り組んでください!
自分の頭をプログラムするステップは
次の2段階です。
➀型を知る
②問題演習
実にシンプルですが、
受験でも苦手だった確率を
勉強してきた自分の
出した結論です。
色んな型を身につけることができ、
十分に演習を積めば、
どの状況でどの考え方を使うかを見極められる
ようになります。
本日は確率について
問題を出しながら
お話をしてきました。
いかがでしたか?
繰り返しになりますが、
確率は統計の中では基礎の基礎になります。
野球で言えば、
ピッチャーがまず
ボールの投げ方を学ぶようなものです。
そこからストレートを強化したり
変化球を習得していきます。
なのでまずは、
その土台となる確率をマスターできるように
していきましょう!
次回の記事では、
基礎統計の4分野のつづきのお話をします!
次回は
相関についてです!
それではまた!