この確率、あなたは正しく求められますか?

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こんにちは!

 

はやとです

 

前回のブログでは、

 

ビジネスで使える

4つの基本統計学の分野について

お話をしました!

 

statistics529.hatenablog.com

 

今回からは、

前回あげた4つの分野についてさらに詳しく

説明していきます!

 

 

第一回のテーマは

 

確率

 

です

 

統計学で扱われる内容は、

確率で成り立っているので、

まずはこの概念から

学ぶことが先決です!

 

確率は、

感覚で解けそうなものですが、

だからこそ、

大きな落とし穴がある分野なのです。

 

ひとつ例題を出します。

 

問題

ある道路では、30分以内に車が通る確率が95%です。

では、10分以内に車が通る確率は?

  

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さて、みなさんいかがでしょう??

 

 

直感的に考えれば、

95÷3=31.6、、、

 

32%だ!

 

と考えてしまいます。

 

 

ですが、この問題の正解は

 

63%

 

なのです!

 

簡単に解説をすると、

今回は確率の「余事象」

という概念を使って考えます。

 

余事象とは、

「あることが起こらない」

事象のことです。

 

つまり、今回は

「車が通らない確率」

で考える必要がったのです。

 

30分の間に車が通らない確率は5%。

それは、10分間に車が通らない状況が

3回続いた結果だと

言い換えることができます。

 

よって、

10分間に車が通らない確率をPとしたら、

 

P×P×P=0.05

 

から、P=0.368…

 

ですので、

 

求める答えは

 

1-0.368=0.63(63%)

 

となります。

 

もっと詳しい解説は

こちらのリンクから見てみてください!

 

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これが、確率で

ついついやってしまいがちな

「感覚でできそう」

という落とし穴なのです!

 

 

冒頭でも述べた通り、

確率は統計をやる中では外せない概念です。

それに加えて、

1%でも変われば

その意味も変わってくるものなのです。

 

例えば、10万円の1%は、

1000円に対して

1億円の1%は

100万円で、

元にする規模によっても大きく違います。

それによっては

小数点第何位まで

考えるのかなども

変わってきます。

 

それだけ確率には

正確さを求められるものになります。

正しい考え方をまずは自分にプログラムをする

という意識でぜひ取り組んでください!

 

自分の頭をプログラムするステップは

次の2段階です。

 

➀型を知る

②問題演習

 

実にシンプルですが、

受験でも苦手だった確率を

勉強してきた自分の

出した結論です。

 

色んな型を身につけることができ、

十分に演習を積めば、

どの状況でどの考え方を使うかを見極められる

ようになります。

 

 

 

本日は確率について

問題を出しながら

お話をしてきました。

 

 

いかがでしたか?

 

 

繰り返しになりますが、

確率は統計の中では基礎の基礎になります。

 

野球で言えば、

ピッチャーがまず

ボールの投げ方を学ぶようなものです。

そこからストレートを強化したり

変化球を習得していきます。

 

なのでまずは、

その土台となる確率をマスターできるように

していきましょう!

 

次回の記事では、

基礎統計の4分野のつづきのお話をします!

 

次回は

 

相関についてです!

 

 

 

それではまた!