斬新なアイディアは見えないところにある!
「新しいアイデアを考えたい」
「次の一手を打つためのヒントが欲しい」
事業を取り組んでいる人や
戦略立案をしている人は
一度はこのようなことを
考えたことがあるのではないでしょうか。
こんにちは!
はやとです
統計の知識を使うことで
新しいアイデアを得るためのヒントを
手に入れることができます。
以前紹介した回帰分析はその1つの手段です。
ですが単純にこれを使うだけでは
ありきたりな相関関係しか出てこず、
「そんなのわかってるよ!」
と言うような結果しか
もしかしたら得られないかもしれません。
ですがそれには明確な原因があり、
そもそも関係がありそうな数同士
で計算をしてしまっている可能性があります。
恐竜について研究をするよりもむしろ
恐竜の足跡についての研究をする方が
有名になれる
と言うのと同じように、
ビジネスのチャンスは
皆が目を向けるようなことに
同じように着目するのではなく、
誰も考えないような項目同士で
計算をしてみることで新しいアイデアが
生まれるものなのではないでしょうか。
例えば、
子供の学力に相関があるものとして
何か思いつきますか?
普段取り組む勉強時間
塾に通っているかどうか
読書の習慣
など様々な追いつくかと思います。
ところが最も強い相関を出したのは
親の年収だったと言われています。
もしかしたらこの話は
どこかで聞いたことがあるかもしれません。
その理由としてこれらの
項目同士で相関を取るという発想自体が
斬新だったからです。
このような
斬新な関係性を見いだすためには
ありきたりなもの同士で関係を取るのではなく、
潜在的に眠っているようなものを
掛け合わせる考え方が必要だと思います。
ソフトバンクの社長である
孫正義氏は学生時代、
毎日必ず1つ発明をする
習慣をつけていたそうです。
その考え方が、
この項目同士を掛け合わせてみる考え方に近く、
全く関係ない
例えば
ペン×星
のようなお題で何か1つ発明をする
ということをしていたみたいです。
新しいアイディアというのは
そういうものから生まれてくるものでもあるので
統計的考え方をぜひ活用してみてください。
様々な項目において
関係性を試すことができるのは
重回帰分析と言うやり方です。
これは回帰分析というやり方を
同時にいくつもの項目で検証するやり方になります。
回帰分析については
以前の記事で触れていたので参照してみてください。
すべての項目において
関係性を調査するのは多少無駄かもしれませんが、
少しでも可能性があるものについては
どんどん試しに調べるようにしてみてください。
ちなみに
ペニシリンを発明した
アレクサンダー・フレミングは、
ペニシリンを発明したのは
血のにじむような努力の結果ではなく、
彼が彼女とのデートに行くのに
研究の途中で放置していたシャーレから
たまたま発見されたものだったのです。
大きな発見と言うのは
思いもよらないところにあるのかもしれません。
それではまた!