95%信頼できる奴を味方につける!

f:id:statistics529:20200618005719j:plain

 

f:id:statistics529:20200618011502p:plain

このグラフを見てください。

 

これはあるキャンペーンを行う前後での

売り上げを比較したグラフです。

 

このグラフから果たして

キャンペーンは効果的であったかどうかを

判断することはできますか?

 

 

こんにちは!

 

はやとです

 

試しに行ってみた調査の結果を判断するのに

せっかく集めたデータを

経験や勘で判断してしまっていませんか?

 

統計的な知識を使うことで

ほぼ正確にそれらを判断することができる

というのに経験や勘だけで考えてしまうのは

非常に危険ありもったいないです。

 

ほぼ正確というのは

大体95%と考えてください

 

この95%の信頼性を味方につけるために

今日は上のグラフの事例を使いながら

説明して行きます。

 

最初に提示したグラフでは

売り上げの平均しか出ていませんでしたが、

そこに加えて

平均値からどれぐらいの誤差の幅があるかを計算します。

 

その時に用いられるのが標準偏差と言う考え方です。

 

標準偏差とは簡単に説明すると

各値から平均値を引いたものの2剰を全て足し合わせたものの

平方根のことです。

f:id:statistics529:20200618010503j:plain



文章で説明しても伝わる自信がないので、

そういうものが存在すると考えておいてください。

 

この計算からどれだけ平均値から

ばらつきがあるデータが存在するかを

数値化することができます。

 

なぜ2剰するか等の数学的な話については

一旦置いておくとして、

 

平均値から、

この標準偏差を2倍した数の大きさ

一方では足して、

もう一方では引いたものの間の幅は

全体のデータの95%を占めるという法則があります。

 

それを踏まえて

もう一度新しいグラフを描くと下のようになります。

f:id:statistics529:20200618013632p:plain

 

キャンペーン実施前後の売り上げのほとんどの値段は

上のグラスの高い月のヒゲの幅の中にあります。

(先ほどのグラフから増えた部分をヒゲと呼びます。)

 

このグラフから、

キャンペーン実施前後で

ヒゲ同士が交わるやっていないことを考えると、

キャンペーンは充分効果的であったと

結論付けることができます。

 

 

 

今回も架空のデータを使って検証をしています。

実際にデータを取っていないという方でも

ぜひ誤差を含んだ図を使えるようになりましょう!

 

作り方は簡単で、作成したグラフを選択し、

グラフデザインからグラフの要素を追加、

誤差範囲、標準誤差の順番で選択します。

f:id:statistics529:20200618013823p:plain



まだデータを取るまでに事業が進んでいない

という方であっても

いつかやるだろうと考えていては

永遠に数字を味方につける事はないと思います。

 

大事な事は

実際に手を動かしてやってみる

という事だと私は思います。

 

少しでも多くExcelなどを使ってみて

活用していくうちに

自分なりの工夫を施しながら

数字を味方につけていきましょう。

 

 

それではまた!