95%信頼できる奴を味方につける!
このグラフを見てください。
これはあるキャンペーンを行う前後での
売り上げを比較したグラフです。
このグラフから果たして
キャンペーンは効果的であったかどうかを
判断することはできますか?
こんにちは!
はやとです
試しに行ってみた調査の結果を判断するのに
せっかく集めたデータを
経験や勘で判断してしまっていませんか?
統計的な知識を使うことで
ほぼ正確にそれらを判断することができる
というのに経験や勘だけで考えてしまうのは
非常に危険でありもったいないです。
ほぼ正確というのは
大体95%と考えてください。
この95%の信頼性を味方につけるために
今日は上のグラフの事例を使いながら
説明して行きます。
最初に提示したグラフでは
売り上げの平均しか出ていませんでしたが、
そこに加えて
平均値からどれぐらいの誤差の幅があるかを計算します。
その時に用いられるのが標準偏差と言う考え方です。
標準偏差とは簡単に説明すると
各値から平均値を引いたものの2剰を全て足し合わせたものの
平方根のことです。
文章で説明しても伝わる自信がないので、
そういうものが存在すると考えておいてください。
この計算からどれだけ平均値から
ばらつきがあるデータが存在するかを
数値化することができます。
なぜ2剰するか等の数学的な話については
一旦置いておくとして、
平均値から、
この標準偏差を2倍した数の大きさを
一方では足して、
もう一方では引いたものの間の幅は
全体のデータの95%を占めるという法則があります。
それを踏まえて
もう一度新しいグラフを描くと下のようになります。
キャンペーン実施前後の売り上げのほとんどの値段は
上のグラスの高い月のヒゲの幅の中にあります。
(先ほどのグラフから増えた部分をヒゲと呼びます。)
このグラフから、
キャンペーン実施前後で
ヒゲ同士が交わるやっていないことを考えると、
キャンペーンは充分効果的であったと
結論付けることができます。
今回も架空のデータを使って検証をしています。
実際にデータを取っていないという方でも
ぜひ誤差を含んだ図を使えるようになりましょう!
作り方は簡単で、作成したグラフを選択し、
グラフデザインからグラフの要素を追加、
誤差範囲、標準誤差の順番で選択します。
まだデータを取るまでに事業が進んでいない
という方であっても
いつかやるだろうと考えていては
永遠に数字を味方につける事はないと思います。
大事な事は
実際に手を動かしてやってみる
という事だと私は思います。
少しでも多くExcelなどを使ってみて
活用していくうちに
自分なりの工夫を施しながら
数字を味方につけていきましょう。
それではまた!